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軟性下かん

性交により患者のかいようや分泌物の中にある軟性下かん菌が感染することによって発病します。この病気の主体は病原菌の付着した局所のかいよう形成で、これにしばしば付近のリンパ腺炎がともないます。

●症状と経過

感染後2~3日の短い潜伏期を経て、局部ににきびのような発疹が生じ、これが破れて分泌物の多いかいようとなり、接触痛、圧痛があります。

通常2~3週間で乾いて治癒しますが、包茎のある人では亀頭や包皮が赤くはれるほか、約半数の例(主に男性)付近のリンパ腺、陰部の場合はそけい線が大きくはれて発熱、痛みがひどくなる場合もあります。

●診断と治療

泌尿器科、性病科、皮膚科、産婦人科などで比較的容易に診断できますが、梅毒などと同時感染の場合の混合下かん、硬性下かん、陰部疱疹、ペーチェット病などとの鑑別が困難な場合があります。

治療としてはストレプトマイシン、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、エリスロマイシン、サルファ剤などが有効で、かいようは10日前後で治癒します。


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